水彩画家 黒川明

ギャラリー

 

〜湘南の風景〜
あさもや
「あさもや」 「はまひるがお」

絵をクリックすると大きくなります。

 

 

水彩画「浅間無風」 水彩画「浅間早春」 水彩画「道祖神」
「浅間無風」 「浅間早春」 「道祖神」

絵をクリックすると大きくなります。

 

●浅間を描く

4月に浅間をスケッチして来ました。鎌倉美術連盟代表の蓼沼先生ご夫妻には大変お世話になりました。蓼沼先生は嬬恋のリゾートマンションをベースに北アルプスや蓼科などまでスケッチされるそうです。もちろん、地元の嬬恋、軽井沢では浅間をいろいろな角度から何点もお描きになっています。実は蓼沼先生と奥様の二人展が4月にあって、その際に拝見した浅間の作品が素晴らしくてとても感動していたら、「いい所ですよ。今度いらっしゃい。スケッチ場所を案内してあげるから」と、お誘いくださいました。早速お言葉に甘えてお邪魔したという訳です。
浅間は軽井沢から見ればゆったりとしていましたが、反対側から見ると深い亀裂が痛々しく、厳しい表情を見せていました。まだ残雪が多く、その陰影部には空を映しながら、輝いていました。里はこぶしの花が満開となっていて、桜のつぼみも膨らみかけていました。大地に踏ん張り枝を広げる大木や林はくるみです。それらは新緑前の、まだ裸の唐松などと共に、点在する家々を懐に囲いこみながら、遠く浅間の麓まで続いていました。山頂から上がる噴煙は折からの風にたなびき、やがて雲と同化して行きました。
素晴らしい風景は、先生や奥様の暖かいおもてなしと共に私たちの心に宝物として残りました。本当にありがとうございました。

 


 

 

水彩画「五月の穂高」 水彩画「早朝の穂高」 水彩画「霞沢岳」 水彩画「焼岳」
「五月の穂高」 「早朝の穂高」 「霞沢岳」 「焼岳」

絵をクリックすると大きくなります。

 

●上高地にて

私が主宰する陽画会、版画研究会PAS、水彩会のスケッチ旅行が5月下旬に行われます。その下見に先日行ってきました。上高地は昔に何回か行ったものですが、ここ10年以上も行っていませんでした。昔は釜トンネルからものすごい渋滞でしたが、マイカー規制が行われている現在は沢渡からバスターミナルまでシャトルバスはすいすいと行ってしまいました。
河童橋を渡ってすぐの「西糸屋山荘」に荷物を預かってもらい、早速スケッチに出かけます。逗子を出たときには本降りだった雨は山梨、長野と進むにつれて小止みとなり、上高地に着いたときにはほとんどあがっていました。しかし、山々はまだ厚い雲の中。わずかに岳沢の雪渓だけが雲の下にのぞいています。下見ですから、雨天はともかく、曇り日の場合にも描ける所を探しておかねばなりません。その意味ではこの状態はむしろありがたいくらいです。晴れた日の写生地は観光絵葉書でも知ることができますが、雲に閉ざされたときの情報はほとんどありません。
梓川は雨のせいでしょう、にごって急流となっています。やっと花が咲いた化粧柳と、まだ新芽が展開していない唐松と、淡い新緑に染まりだしたさまざまな木々が梓川を抱いてあやしているようです。これはもちろん絵になります。河童橋が入ればまた違った作品になるでしょう。おや、きれいな小川が梓川に注いでいます。行ってみれば澄んだ水をたたえたきれいな小川です。その岸に立ってみて、昔、此処から橋を描いたのを思い出だしました。少し構図を考えればここも絵になります。小梨(ズミ)や化粧柳の林に囲まれた山荘風の建物たちはビジターセンターやホテルです。これらも大きすぎないように気を配れば良いモチーフです。ここは振興開発の住宅地とは逆の配置です。つまり、住宅の中にわずかの木々が存在するのではなく、自然の中に抱かれるように建物がわずかに存在しているのです。それは、それぞれの自然と人間の関係を暗示しています。
六百山という比較的低くて形の良い山があったはずだが、あれなら早く雲が取れるかもしれないと思い、10分ほど歩いてウエストン園地へ向かいました。そこに着いたときには昼を過ぎていましたが、穂高や焼岳が雲の中なのに、六百山と霞沢岳が梓川の対岸に姿を見せてきました。手早くスケッチして振り向けば明神岳が全貌を表わしています。雲は速い、速い。どんどん東北のほうへ流れて行きます。これは穂高も見えているかもしれません。急いで河童橋付近に戻ると前穂が見えていますが、奥穂や西穂はまだ山頂付近だけ雲の中です。しかし、それもすぐに現れるに違いありません。河童橋の上流と下流から穂高連峰をスケッチしました。
翌日は明け方から良く晴れていました。5時のつもりでしたが、6時近くになってやっとスケッチに出ました。それでも気温は2度です。早朝の穂高はごく一部に朝日を受けて輝き、なんとも言えない。美しい、崇高だと言っても言葉では言い尽くせない。こんなときこそ絵に描くのだ。絵が描けるということはなんと幸せなことだろうか。スケッチをして宿に戻り朝食。夕食は品数も豊富で蕗のとうなどここならではのものもあってとても美味しくいただきました。朝食は鮭や玉子焼きなど普通の和食でしたがこれも美味しくいただきました。
バスに乗って大正池まで下ります。池を半周してロケ地を探します。何箇所か候補が上がりました。その中でホテル下からの穂高連峰と、東側からの焼岳に決めました。林間の道は池へと消えて、その先には少なくなってしまいましたが池の中に枯れ木が立ち尽くしています。対岸に焼岳がそびえています。多分、他に比べるものがなければ、砂利交じりの土で無造作に山の形を作ればこれにそっくりなものができそうな気がします。しかし、だからこそ、その大雑把な作られ方にこそ生きている大地の息遣いが感じられるのだろうと思います。
最終バスの時間は5時です。その前にターミナルへもどらなければなりません。田代湿原を通って自然研究路を走って帰りました。途中、絵になる場所はいくつもありました。次にくるときが楽しみです。

 

 

 

 


 

「海からの風 -T」 「海からの風 U」 「海からの風 V」

絵をクリックすると大きくなります。

●海からの風


 

 


 

 

水彩画「風景」 水彩画「日高遠望」 水彩画「牧場」
「あさもや」 「風景」 「日高遠望」 「牧場」

絵をクリックすると大きくなります。

水彩画「バス通学」 水彩画「薔薇-1」 水彩画「薔薇-2」 水彩画「薔薇-3」 水彩画「雨模様」
「バス通学」 「薔薇-I」 「薔薇-II」 「薔薇-III」 「雨模様」

 

北海道の帯広郊外をスケッチしてきました。とてものんびりしたところでした。特別なものはなにもないが、そこには村の人々の生活を語る納屋や農具、防雪林などがありました。路傍には小学生が家からバス乗り場まで乗ってきた自転車が、かごの中のヘルメットと共に小さな主の帰りを待っていました。 

 

 

←TOPへ